オリスについて
機械の魅力を体現する場所
history building oris
GENESIS_Oris founder Georges Christian, Manager 1904 - 1927

創世記

1904

オリスはポール・カッティン(右)とジョージ・クリスチャンによってスイスのヘルシュタインで創設されました。
彼らはすで閉鎖していたLohner&Coの時計工場を買い取り 、1904年6月1日にその地方の市長と契約を結びました。
彼らは近くを流れる小川にちなんで社名をオリスと命名しました。

A PERIOD OF EXPANSION_Oris Factories Painting of 1929

大躍進

1911

1911年までに、オリスはヘルシュタインで300人を超える従業員を抱える大企業に成長しました。
 より多くの時計師達に働いてもらうために、従業員用の住宅施設を整えました。1929年までにHölstein (1904), Holderbank (1906), Como (1908), Courgenay (1916), Herbetswil (1925) and Ziefen (1925)にまで工場を拡大しています。

THE END OF AN ERA

時代の移り変わり

1927

創始者の1人であるジョージ・クリスチャンの死後、1937 年にEdmond Jaegerを合併しJaeger-LeCoultreを創立したアントニー・ルクルトの孫であるジャック・デイビッド・ルクルトが取締役社長に就任しました。

THE NEXT GENERATION_Oscar Herzog, Oris CEO 1928 - 1971

次の時代

1928

ジョージ・クリスチャンの死後、彼の義理の兄であるオスカー・エルゾックが43年間引き受けることになるジェネラルマネージャーに就任しました。1928年から1971年までエルゾックは20世紀のオリスのいい時も悪いときも舵を取っていました。

スイス時計法

1934

オスカー・ヘルツォークの野望はオリス商品のクオリティを向上させる事でしたが、1934年3月12日に制定された“時計法”がその障害となりました。この法律は許可無しに新しいテクノロジーを時計会社が発表するのを妨げるものでした。この時点までオリスは、この法律が制定される前に新式のものを取り入れていた競合他社のレバーよりやや正確さに欠けるといわれるピンレバー脱進機を使っていました。

FIRST ORIS ESCAPEMENTS

オリス初の脱進機

1938

一貫生産メーカーであるオリスは独自の脱進機を開発し、多くの有能な時計師を雇い、男女平等に仕事の機会を提供する会社になりました。

BITH OF BIG CROWN_Oris Pointer Calendar 1938

ビッグクラウンの誕生

1938

オリスはビッグクラウンとポインターデイトを搭載した初のパイロット用時計を作りました。このコレクションは、パイロットが皮手袋をしていても時間調整ができるように通常より大きなリューズを備えているのでこの名前が付きました。このとき、アビエーションは4つあるOris worldの1つになりました。

ALARM_CLOCKS

アラームクロック

1940

第二次世界大戦中、スイス国外の流通ネットワークは激減しました。ビジネスを継続させる為に、アラームクロックの製造を始めました。有名な8日間パワーリザーブモデルは1949年に発表されたものです。

Oris 8 day power-reserve clock 1949

8日間パワーリザーブの アラーム・クロック

1949

第二次世界大戦中、オリスは年間約200,000個しか生産することが出来ませんでした。1940年代に発表された 8日間パワーリザーブに代表されるアラームクロックの生産によってビジネスを継続させることが出来ました。

FREE AT LAST

スイス時計法の撤回

1956

ジェネラルマネージャーのオスカー・ヘルツォークはロルフ・ポートマンという若手の弁護士を雇うことに決めました。ロルフは最初の10年間、スイス時計法の撤回を求める活動に取り組み、1966年見事成功を勝ち取っています。

オリス初のクロノメーター

1967

1934年に発表された時計法は、30年に間に渡りオリスが新しいテクノロジーを発表するのを防いでいましたが、1966年に法令は撤回されました。その2年後、オリスはレバー脱進機よりも優れたキャリバー652を発表し、ヌーシャテル天文台(Observatoire Astronomique et Chronométrique)からフルクロノメーター証明書を授与されました。

THE GOLDEN YEARS

黄金期

1969

1960年後期にオリスは世界で10本の指に入る大きな時計会社に成長しました。ヘルシュタインにある工場とその他ネットワークを含め800人を超える従業員を抱え、年間120万の時計を生産していました。独自のツールとマシーンを開発し、見習い制度によって年間40名のエンジニアと時計師を育てていました。

GROUP MENTALITY

グループ心理

1970

1970年オリスは後のスウォッチグループであるASUAGの一部になりました。ちょうどクオーツ危機の只中のことでした。オリスの生産は急落し、従業員の数も900名から数十名に減ったのですが、後に経営陣買収で独立を取り戻しました。 

A CHANGE IN FORTUNES_Oris Ulrich W. Herzog, Dr. Rolf Portmann 1982

運命の変化

1982

1970年代と1980年代初頭のクオーツ危機により低迷したオリス、ロルフ・ポートマンとウーリックW・エルゾックは経営陣の買収を実施し、その後すぐ、新体制のOris SAを誕生させ、機械式時計のみの生産に切り替えました。

COMPLICATING MATTERS

複雑さへの探求

1991

オリスが機械式時計のみの製造する事に対しての批判に対し1991年キャリバー581は大成功を収めました。当時、キャリバー581は自社の時計師チームによって開発されたムーンフェーズモジュールを搭載した難しいキャリバーとなりました。

世界初

1997

画期的なワールドタイマーを発表しました。ケース側面にあるプラスまたはマイナスのボタンを押すことによって、1時間刻みで前後に時間調整ができる世界初の腕時計でした。自動日付調整機能も備え、現地時間が午前0時より前に戻されれば、日付も自動的に1日戻る仕組みになっています。

Red Rotor

レッドローター

2002

2002年にレッドローターはオリスのトレードマークになりました。それは手が届く金額で現実的な機能を備えた高品質な機械式時計というオリスの哲学を表しています。

グリッドの上昇

2003

2003年オリスはF1チームのウィリアムズと契約を結び、初のウィリアムズF1チーム時計を発表しました。このパートナーシップは多くのタイムピースと革新を生み出すこととなりました。2015年には、F1アイコンに捧げる為に新しいウィリアムズシリーズの新作を発表しました。

100 YEARS

100周年

2004

創業100周年を記念して、オリスは1904年限定商品を発表しました。限定セットにはオリスの中でも最もアイコニックな歴史的デザインであるステンレススチールケールのアートリエワールドタイマーと8日間パワーリザーブのアラームクロックをセットにしています。このセットは1904本限定でひとつひとつにシリアル番号が刻まれています。

THE ROTATION SAFETY SYSTEM

ローテーションセーフティシステム

2009

コマーシャルダイバー兼オリスのアンバサダーであるローマン・フリシュクネヒトは水中でのご操作を防ぐため逆回転防止ベゼルがロックされる特許取得のローテーションセーフティシステムの開発に携わりました。

THE WATCH WITH A HOLE

ホール付きの時計

2013

特許取得済みのアクイスデプスゲージは機械式時計の挑戦を解決しました。12時位置にある小さな穴を通して時計内に水を侵入させる事で水深を計測することができます。

ムーブメントのリバイバル

2014

オリスは時計製造110周年を記念して35年振りに自社開発のキャリバーと制作しました。 キャリバー110は10日間パワーリザーブとノン リニアパワーリザーブインディケーターを搭載したユニークなコンプリケーションを持つ手巻きのキャリバーです。このムーブメントは効率の良い工業生産テクニックを使い生産しています。

AIR TIME_01 733 7705 4134-Set 5 23 14FC - Oris Big Crown ProPilot Altimeter

空の時間

2014

オリスが始めてパイロット時計を生産して75年以上の時を経て、歴史上最も革新的なパイロット時計を発表しました。
それが、機械式アルティメーターを搭載した世界初の自動機械式時計ビッククラウン プロパイロット アルティメーターです。

NEW MANAGEMENT

新しい経営体制

2016

独立時計ブランドであるオリスの未来は、次世代のリーダー、共同執行役員ロルフ・スチューダーとクローディーン・ゲルティサー=ヘルツォークに委ねられました。

Maison Oris

メゾンオリス

2016

スイス初のオリスブティック「メゾンオリス」を発表。有名ジュエラーSeilerと共同運営されているこの新ブティックでは、同社とその時計の世界を体験していただけます。

Oris Logo

オリス流の歩み

2018

オリスは、時計製造における歴史と理念を現代に表現する新しいロゴを発表しました。オリスの創業年1904年と、本社が位置する美しいヴァルデンブルグ渓谷に囲まれたスイス・ヘルシュタイン村を示しています。

A WATCH FOR ALL TIME_Oris ProPilot X Calibre 115

時代を超越する時計

2019

オリスは、画期的なビッグクラウンプロパイロットXキャリバー115を発表しました。スケルトンのムーブメント、10日間パワーリザーブ、オリス特許所有のノンリニアパワーリザーブ表示を搭載した時計です。 そのモダンな形状は、オリスの機械式時計製造の伝統と信頼の象徴です。

Oris Calibre 400

新しい基準

2020

自動巻キャリバー400は、オリスの自社キャリバー開発力と高い技術力を示すものです。その並外れた体磁性と、5日間パワーリザーブ、そして10年間の品質保証(マイオリス登録が条件)は、これからのスイス製機械式時計に新しい基準を設定するものです。

サステナビリティレポート

2022

このレポートでは、私たちがどのようにして気候中立企業になったのか、どのように二酸化炭素排出量を削減しているのか、より良い変化をもたらすため国内外で何を行っているかを詳しくご紹介しています。そして、それはまだ序章に過ぎません。

PPX KERMIT_01 400 7778 7157

プロパイロット Xカーミットエ ディション

2023

オリスとディズニーマペッツのカーミットが 一緒に、楽しい「カーミットデー」を設定し ました。プロパイロットXキャリバー400の スペシャルエディションです。